うつの治療を依頼【治療の中では最も早く確実な効果が得られる】

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回復期の注意点

カウンセリング

行動面はあくまでも最後

うつ病の回復期は、大方、本人の気持ちや判断が正しく適切ではありますが、性格特性によっては治療の妨げになるものもあるので注意が必要です。たとえば、義務感が強い人や、もともとは活動性が高かった人、自責の念が強い人などが該当します。また、うつの治療の途中で一見回復しているように見えて、それほど回復に向かっていないケースでも注意が必要です。特に知的能力が低いケースでは、状態の自己感覚がうまく表現できない上に、周囲の圧力に影響を受けやすくなっているので、主治医の判断と診察が必要です。改善傾向にあるときは、当人にとって気楽な事柄からスタートすればよく、その後、実行するには努力が必要なもの、取り組み方を考えなければならないものに変えていくことが大事になります。しなければならないと考えていることほど、回復が進んでから取り組みをスタートさせるほうが再燃を防ぎやすいです。休学や休職をしている場合は、回復が80パーセント進んでいる時に限り復帰を促し、60から80パーセントなら環境調整や周囲の理解度の進み具合にもよるので気を付けます。うつ病の治療は簡単に表現するのなら症状の軽減ということになります。しかし、どのような症状でも軽減すれば治療がスムーズな流れで進んでいくというわけでもありません。うつ病は重症度ごとに症状が変化し、それは多岐にわたっていて、出現する症状も人ぞれぞれです。特に回復期は絶望感や衝動的な行動には注意しながら進めていかなければなりません。そのために治療には優先順位があり、先に気分と考えの症状から軽減していくのが一般的です。次に意欲の改善、そして行動の改善へと進んでいきます。もしも、行動面から先に回復してしまうと不安や自責の念から起こる考えを実行に移すことができるようになってしまうので危険です。仮に考え方が悪いほうに偏っていたとしても、行動や意欲面が重症のままであれば実行に移す行動がないので安全です。うつ病の患者というのは、今、置かれている状況や状態から楽なほうに進みたいという考えが渦巻いているので、思考や意欲などの治り具合をみながら、行動面の改善を行っていく必要があり、これは子どもでも大人でも共通する治療の流れになります。